◆ 趣旨について
高い目標に向かい日々研鑽を積み重ねている研修生の皆様の為に、「ラビッツチャレンジカップ」なるミニツアー(研修会)を開催 することとなりました。
皆様にとっては、ゴルフ場または練習場などにおいて、毎日の業務の合間に時間を見つけ練習、ラウンドされていることとは思い ますが、大学の恵まれた環境の中でゴルフをしている学生達と比べると、緊張感の中でのプレー=試合数が絶対的に劣っている という事実は否めません。
昨今のプロテスト合格者を見ると、学生時代のゴルフ部活動において、豊富な試合経験を積んだ人達が相当数の割合を占めて 来ています。昔のようにゴルフ場でキャディー等の諸業務をこなしながら叩き上げられてプロに合格された人達は年々減っていく 一方にあります。
試合が醸し出す緊張感、プレッシャー、何とも言えない一種独特の雰囲気。経験不足の為に普段の実力の半分も発揮できずに 涙を呑んで敗退する。これらを克服するためには、やはり試合経験を数多く積んで行く事しかありません。
「ラビッツチャレンジカップ」ミニツアー(研修会)は、単なる賞金稼ぎの賭博行為のトーナメントではありません。「ラビッツ」はUSA のミニツアーで生活するプロ達が、常に上の“フーターズ・ジョーダンツアー” “ナイキツアー” “PGAツアー”を目指し、各地の ツアーを転戦するところから、そのプロ達に付けられた愛称です。
研修生の皆様を育てようと、ゴルフ場・現在活躍されているプロ・プロへの道を断念し、後輩の育成に当たられている人達等の 暖かいご協力の基に、このミニツアー(研修会)を発足させました。「ラビッツチャレンジカップ」ミニツアー(研修会)は、ジョーダン・ ツアーを参考にし、常に“緊張感”と“プレッシャー”を与えることの出来る試合をプロデュースしていくことを約束致します。
“緊張感の中でのプレー”、“プレッシャーの中でのプレー”を楽しみながら、自分の持つ全ての力を出しきれるようなプレーヤーを 目指す人のみに、出場の資格が与えられます。
今後2〜3か月に1回の開催予定ですが、皆様のご賛同が得られるのでしたら、2〜3年後には月1〜2回開催していきたいと思い ます。また、ゴルフ場の事情が許されるのでしたら、セルフプレー、若しくは帯同キャディーでのプレーも企画しております。
最後に。このミニツアー(研修会)からJPGAツアーへ羽ばたかれ、活躍される方が多数出ることをスタッフ一同、心から切望する もので御座います。
1995年 10月1日 代表 安藤 政吉 |