設立趣意書


                      
     ラビッツチャレンジカップ事務局
                                                               設立代表者安藤政吉
 1 趣旨
  
ゴルフは、競技入口1,000万人強、ゴルフ場年間延べ利用者数9,000万人、主要業種の市場規模合計2兆円を超える、我が国最大規模のスポーツ事業となっています。
 しかし、現実はゴルフが未だに一部の金持ちの遊びであるとの偏見や、危険牲だけが誇張されたり、指導者や場所の不足を理由とした拒絶反応があるのが、ゴルフに対する今の一般杜会の受け止め方と言えます。
 若者達には、お金がかかり、マナーやルールにうるさく、カジュアルに近くのゴルフ場で楽しめない。
ゴルフ場へ出るにも練習を積まなければいけない…などなど、敷居の高いレジャーの印象を与えています。
又、ジュニア達のゴルフに対する関心もかなり低く、その背景には他のスポーツと比べ、
  (1) 身近に、ゴルフと触れ合う機会が少ない
  (2) 費用が高く、気軽にゴルフ場に行けない。
  (3) 野球やサッカーのようにボランティアで指導するような人材も無く、レベル別ピラミッド型組織が無い。
以上のような環境の悪さが、ゴルフというスポーツが誤解される原因となっています。
 本来、ゴルフは多くの優れた機能を持っていますが、中でも子供から高齢者までブレー参加が可能で、世代を超えて交流できるスポーツ特性は、高齢化杜会が進む我が国にあって、健康の維持・増進にも寄与できる点も含め、社会貢献的なポテンシャルは非常に大きいものと考えられます。
 そして、数あるスポーツの中でゴルフ競技の大きな特徴の1つは、通常、審判員が立ち会わないということです。ゴルフは、フェアプレーを重んじるスポーツであって、それは『故意に不正をおかす者はいない』、ということが基本的な考え方になっているからです。
 このような状況から、他のスポーツには無い『道徳的習慣や公平の貴さ』を学び、社会を形成する社会人としてのエチケットやマナーを身につけることから、ジュニア育成の手段として最適なスポーツであり、また、子供たちがゴルフを通じて、他人への思いやりや、他人との協調性を自然に学べる教育的効果が大きく、人材を育む上において最高の教材として期待できると言えます。
 上記のようなことから、事務局は、ゴルフを通じ、市民の健全な人格形成と健全な体力の向上を図り、ゴルフの大衆化と普及、そして健全なスポーツ化を目指します。
 そして、長期的な視点からゴルフの普及・理解・活性化を考えると、まずジュニア層(小学生)の環境改善から取り組みたいと考えております。
 2 申請に至るまでの・経過
 
 スポーツ界において、日本人プロが世界で活躍すると、そのスポーツの参加率/支持率/視聴率は急激にアップします。
 ゴルフの普及・理解・活性化を考え、1995年12月『第1回ラビッツチャレンジカップ』という、プロ育成のためのトーナメントを、2004年まで1O年間、関西を中心に約50回開催してまいりました。(最大1大会210名参加) しかし、この大会に参加する選手の大半が、野球・サッカーからのドロップアウト組で、尚且つ保護者が裕福であるという土壌の.上にプロを目指すことが出来る、という事実と、長年開催してきたにもかかわらず、認知度の低さと、影響力の無さから、一般ゴルファーと一般市民やジュニアに何の影響もあたえることもできず、底辺拡大につながらなかった結果だけが残りました。
 以上のことを反省し、2005年4月より小学生を対象に低料金で参加できる『らびっつジュニ'アくらぶ』というゴルフのクラブチームを設立し、運営しています。(2008一年1月現在、約30名)目指すは、野球や、サッカーのようなビラミッド型組織の、最底辺の組織の設立です。
 現在のジュニアゴルフ界の実情は、一部裕福なプロを目指す子供たちだけで、形成されていると言っても過言ではありません。
 このような実情からの脱皮を鑑みて、
  (1)各ゴルフ練習場に、低料金でだれでも参加できる『ジュニアくらぶチーム』を設立。
  (2)各地域のゴルフ場の協力を経て、各地域で、低料金で家族で参加できる、草野球/河川敷野球レベルのリーグ戦    を開催。
  (3)最終目標として、全国網の設立と全国大会。 
現在(2008年1月)まで2007年8月『第1回らびっつチャレンジカッブジュニア』同10月『第2回』、同12月『第3回』と開催してまいりました。(第4回2008年3月決定)上記のような組織を設立し、又、より以上の活動展開するためには、10年間トーナメントを開催していたときにも経験しましたが、ゴルフ場・練習場・各メーカー・一般企業の協カ/協賛が不可欠です。
 個人事業のレベルとしては、限界を超え、なかなか協力/協賛の理解が得られません。
 以上をもって、ラビッツチャレンジカップ事務局の設立を発起した次第です。